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923: 名無しさん@おーぷん 2017/06/15(木)00:38:59 ID:CPB
俺の叔父さんの話なんだが、
叔父さんは俺の親父より年が離れてて、
俺とは15歳ぐらいしか歳が違わない。そんで面倒見がいい人だったから、俺が小さいときは、いつも叔父さん叔父さんって懐いてた。
ただ人間的にはどうしようもない人だった。まともに働いたこともなく、
女に食わせてもらって、画家になるだの、映画監督になるだの、いつもわけのわからないことを言っていた。



でも不思議と魅力があってイケメンだったから、女には困ってなかったな。
でも俺は大人になるにつれ、人間のクズを体現した叔父さんと関わり合いになりたくなくなっていった。
甥の俺にすら金の無心に来るくらいだからな。
そんで俺が25~6ごろかな、とうとう頭に来たんで30万渡して「二度と俺の前に現れるな」って言ってしまった。
あの時の顔は今でも忘れられない、親父や親族に、どれだけどつかれてもヘラヘラしてた叔父さんが本当に悲しそうな顔をしてたから。
ちゃっかり30万は持って行ったが。そんな叔父さんも50手前で氏んだ。
氏因はキャバレーで急性アルコール中毒。正直あんまり悲しくもなかった。
親父や親類にすら見放されてて、葬儀の金は俺と、叔父さんの内縁の妻が出した。
葬儀に出たのもその2人だけ。ただ、遺品整理の時、内縁の妻から「俺さんへ」って渡されたものがあった。
全部俺が子供の時、叔父さんへプレゼントしたものだった。学校で作った工作とか、
描いた絵とか。全部保存してたみたいだった。「だから何だよ」とは思ったがほんの少しだけ涙が出た。
「いつも俺さんのことばっかり話してましたよ」って。
もう少しだけでも優しくしてあげればよかったと思った。

リアルでこんな話も出来ないし誰かに聞いてほしかったから書きました。

引用元: ・スレを立てるまでに至らない愚痴・悩み・相談part72






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