oitsumerareru_man

588: 588[] 2011/11/30(水) 23:38:20.09
深夜二時頃
「お願いします、お願いします....」 て声が聞こえてきた。
オヤジに「今の何?」と聞いてみたが「あ?」と聞こえてない様子。
それもそのはずでウォークマン聞いてて両耳が塞がってやがる。
オヤジは矢沢ファンでボリューム最大にして聞いてるから聞こえるはずがない。

気のせい?すると突然「ギャアアア、ガッ!」という悲鳴(男性ぽい)が!
びっくりして周囲を見渡すも特に異常はないようだ。
オヤジも平然と釣りしてる(まあ聞こえるわけないだろうが)。
さらに時間が流れ俺とオヤジはダム奥に進む。
今度は「ザッ..ザッ..」と音がしてきた。
同時にオヤジが「うう、なんか腹痛くなってきた。トイレ...」とかうめき出した。
俺らはもう少し先の瀬に上陸することに。エレキ全開にして進む。




589: 名無しバサー[] 2011/11/30(水) 23:38:51.34
そして瀬の数百メートル手前に来た時、上陸地点近くのヤブ中にアカリ(サートライトと電気ランタン?)を確認。最低3人はいるようだ。
相手も俺達を確認?
「ザザザ...」明かりが消え何かを引きずる音...
一方オヤジは脂汗をカキながらうつむいて必氏で腹痛に耐えている。何も気づいちゃいねぇ。
俺は警戒してボートを止める。
「バカ、早く瀬につけろ!俺はそろそろ限界だ!」オヤジが悲鳴をあげる。
こわごわ瀬につける。と、同時にオヤジがダッシュでヤブの中へ。
しばらくして「ああっ! とオヤジの悲鳴!?
「どうしたオヤジ!」「紙、持ってなかった!」
ズッコケ。テッシュを渡しに俺もヤブの中に。サーチライトの明かりの中に尻出してるオヤジの姿が浮かび上る。
カッコ悪いなぁ....と思いながらなんだか妙な違和感。
オヤジが用をたしてる場所はなぜか誰かが穴を掘ったような感じ。

そう、もう少し掘れば人一人くらい埋めれそうな大きさ...それに何か大きなものを引きずった痕...これってまさか????
少し離れたところの道路から突然車のエンジン音が聞こえどこかに遠ざかっていった。
え?え?もしかして俺ら頃人&氏体遺棄現場に出くわしてないか???
ゾー..と背筋に冷たいものが走る。
一方オヤジは出すものを出して満面の笑みで「あー出た出たwちょうど上陸したことだし飯にしようやw」とぬかしてやがる。
俺がオヤジに状況を説明するも「ふーん、そんなことより飯にしようぜ」まったく信じちゃいねぇ。
いつ口封じに襲われるか気が気ではなく、さっさと弁当たべてせき立てるようにボートにオヤジを追いやりなるべく道路から遠い場所に移動しましたわ。
オチはありませんがマジで怖かったっす。

590: 名無し三平[sage] 2011/12/01(木) 09:13:00.59
面白かったぜ!

591: 名無しバサー[] 2011/12/03(土) 09:34:07.09
洒落にならん。

引用元: ・釣り場であった怖い話 第5夜






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