car_lover_man
424: おさかなくわえた名無しさん[sage] 2012/12/04(火) 09:43:03.16 ID:cFuqHjl2
この時期になると思い出す。
ずいぶん昔の大学の頃、大して仲良くない奴Aから
「スキー行きたい奴集めてんだけど、行かねぇ?女の子も行く。紹介するから」
とか言われて、当時まだ経験がなかったオレは浮かれてOKした。

なんでオレが呼ばれたかと言ったら、兄貴のおさがりの車を持ってたからだ。
連中は、レンタカー代やら電車代をケチりたかったんだろう。
俺とAを含め、B、Cの4人でボロ車でスキー場へ。(B、CはAの友達で、オレは初対面)
スキー場についたら、最寄りの駅まで女の子を迎えに行かされる。
女の子は6人だったから、2往復もする羽目に。
その間、コミュ能力ゼロのオレも女の子に話しかけるも、そっけない返事をかえされるのみで
女の子同士で盛り上がってた。
まぁ、それでもいいや、女の子の数の方が多いし、Aも紹介してくれるっていうし、
フリーの子もいるだんろう、と愚かにも期待を寄せていた。
宿に全員集合すると、合流してきたAの男友達3人DとE、Fがいた。
(あれっ、聞いてないよ~)と言う感じだったが、部屋は大部屋で、男女で雑魚寝するという。
内心、興してたオレ。

で、スキーしに行くが、ワイワイ盛り上がって、俺が全くの蚊帳の外状態。Aを含め、誰もオレに話しかけない。
そこでバカなオレはやっと気づく。
男6、女6 +1(オレ)じゃねーか!!
予想どおり、連中同士でペアを作り、二人乗りのリフトに乗って、滑りに行ってた。
オレ、予定調和のように、ぼっち決定。
っつーか、話しかけても皆素っ気ない返事。ほとんどの人が「なんでこいつここにいるの?」みたいな空気。




425: おさかなくわえた名無しさん[sage] 2012/12/04(火) 09:47:21.96 ID:VchFE83Y
せめて感謝くらいしろよな…

426: おさかなくわえた名無しさん[sage] 2012/12/04(火) 09:50:37.93 ID:cFuqHjl2
で、適当に滑って夜。
Aから「雑魚寝なんだけど、女子が知らない人とは嫌だって言い出すんで、お前、車で寝てくれ」
と言われる。
「えっ、予約してあるんだろ?食事は?」
「あ、お前の分、予約してなかったんだわ。すまん」
「ちょっ・・はぁ?それどういうこと?」
「わりーな。うっかりしてた。まぁ、明日は夕方まで滑って夜帰るから。それまで自由にしてていいよ」
「えっ・・・じゃあ、A、オレただの送り迎え要因じゃん。女の子紹介してくれるって言うから来たのに」
「ああ、みんな彼氏持ちなんだわ」
「はぁ!?なんだよそれ~」
「しょうがないじゃん。彼氏いない子は急にこれなくなったんだし。後で紹介してやるよ」
「え~」
「いちいち気にするな。心が狭い奴だな」

「っつーか、車でなんて寒くて寝てられないよ」
「じゃあ、宿でも探してとまればいいだろ!」

これからみんなでよろしくするのか、ソワソワしだして、Aは怒り出した。
「じゃあ、オレ、帰るわ。意味ねーし」
と言うと、慌て出すA
「はぁ?バカか?お前は!どうやってオレら買えるんだよ」
「電車とかバスで帰ればいいじゃん」
「もってねーだろ!金が!」
と、何分か、俺を説得するA。しかし、訳のわからん理屈ばかり。
「いや、車だって高速代とガソリン代かかってるし、あとで割り勘してくれるんだよな?」
「そんなちょっとくらいの金だせよ。みみっちいこと言ってるからモテねーんだよ!この未経験野郎が!」
まぁこれで「帰るわ」と言って強引に帰ったんだが、
大学に戻ってからが大変だった。
Aたちに、豪雪地に取り残しやがった非情な糞野郎と学科内に広められ、友達が全くできなくなった。

427: おさかなくわえた名無しさん[sage] 2012/12/04(火) 09:51:57.04 ID:VchFE83Y
周りもクソばっか

428: おさかなくわえた名無しさん[sage] 2012/12/04(火) 09:54:38.15 ID:FF6cXU4A
信じてくれる友人はいなかったの?
全員がそいつらの肩を持つってのに驚き。

429: おさかなくわえた名無しさん[sage] 2012/12/04(火) 09:56:32.54 ID:vEcAtxGD
>>426

帰ったお前は偉い 読んで救われた

430: おさかなくわえた名無しさん[sage] 2012/12/04(火) 10:00:31.94 ID:D+n6xEgF
>>426

普通の人間なら、なんか変だと思うよ>豪雪地に取り残しやがった非情なくそ野郎
そんなの真に受けてる時点で、そいつらと大差ない。
そこで下手に我慢してたら、友達できないどころか、いいように使われてただけ。
それよりはよっぽどましな学生生活だったよ、多分。

431: おさかなくわえた名無しさん[sage] 2012/12/04(火) 10:04:45.03 ID:0vNGb0Nz
そんな話に同意する友達なんざいらんだろ

432: おさかなくわえた名無しさん[sage] 2012/12/04(火) 10:10:01.15 ID:cFuqHjl2
後日談

何年かして、Aは退学した。万引きしただの何かの事件に関与していただの噂がたったが、
経済的な理由らしい。

その後、4年のときにBと偶然に同じ研究室になって、仲良くはならなかったが、
いろいろ話す機会があって、当時の旅行についても聞き出せた。
A~Fは、高校が一緒で、よく遊んだ中らしい。
女の子も何人かは高校が一緒だが、Bも初対面の子もいて、
当時のAの彼女が同じ大学の子を誘ってきたらしい。
だから、当然フリーの子もいたようだ。
「全員、彼女もちだってA言ってたけど、違うんじゃねーか!」と怒りがわいた。
夜は、みんなでってほどでもないが、まぁそこそこやらしい雰囲気になったらしい。
(Aとしてはやはりみんなでよろしくしたかったらしいが)
で、Aは彼女の連れてきた子にも手を出そうとしていたらしく、結局は彼女と破局。

そして思ったとおり、Aは俺をただの送り迎え要因として考えていたらしい。
Bは、俺を知らなかったが、Aが「送り迎えできるやつがいるからただで行ける」と言っていたということだ。
女の子達には「あいつはただのアッシーだから気にすんな」と言って、女の子たちも
「なにそれー。キモーイ」とか言いまくってたらしいので、変な女と関係がなくてよかったとも今思うw


すぎたことだが、雪のふる時期になると、何か思い出して鬱になる出来事。

433: おさかなくわえた名無しさん[sage] 2012/12/04(火) 10:23:10.91 ID:SQE49a9E
素敵な話や

434: おさかなくわえた名無しさん[sage] 2012/12/04(火) 10:23:36.54 ID:fleIz1j/
>>432

お疲れ様過ぎる。
良い思いはできなかったが変なの掴まなくて良かったな。

436: おさかなくわえた名無しさん[sage] 2012/12/04(火) 10:40:58.02 ID:PvNnKEaF
>>432

逆に考えるんだ、お前はそのクズたちと同類になる寸前で脱出できた。
まっとうな判断力を持ってたんだ、ってな。

少なくともお前と釣り合うレベルに達している女はそこにはいなかった。
下手に関係持ったりしたら貴重な学生時代に無駄な時間を過ごす羽目に
なっただろう。

438: おさかなくわえた名無しさん[sage] 2012/12/04(火) 11:09:54.31 ID:f+wlS838
>>432

帰ったおまいは正しい
人を蔑ろにする奴など友人に持たない方がいい


いい出会いがあって幸せになる呪いをかけておく

引用元: ・(-д-)本当にあったずうずうしい話 第163話






1001: 以下、おすすめ記事をお送りします