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458: おさかなくわえた名無しさん 2009/08/30(日) 01:30:56 ID:wnbdbvbj
うちのばあちゃんから聞いた話です。

ばあちゃんがまだ娘さんで、新婚だった頃。
旦那(うちのじいちゃん)が出征してる間、女一人じゃ物騒だからと
家の近くの商店に住み込みで働かせて貰ってたそうです。

ばあちゃんは算盤と暗算が得意だったので、
その商店(おおだなさん、と言ってたので大分大きい商店らしい)の勘定ごとを
一部任される位に信用されてたようです。
お店の旦那さんおかみさん、若旦那さんもとっても親切にしてくれたと言っていました。

でも、日本人皆が「お国のため」が当たり前だったこの時代、
ばあちゃんが住んでる地域からも、段々と女性が軍需工場に駆り出されるようになって、
ある日ばあちゃんも、お店を手伝うのは止めて軍需工場で働きなさいと言って来た人が居たそうです。
軍需工場で働いている人たちの話は耳に入っていたので、
遠い工場まで駆り出され、朝から晩まで慣れない重労働をさせられるのは
やっぱりつらいとばあちゃんは感じたのですが、
お国の為だからと軍需工場に行くと返事しようとした時、
お店の若旦那さんが出て来て言ってくれたそうです。

「みさおさん(うちのばあちゃん)はね、とっても勘定が速いんです。
算盤なんか使わずにぱぱーっと頭ん中だけで全て済ましてしまうんです。
僕がみさおさんの横で算盤をぱちぱちやって、同じ勘定で競争したって、
暗算のみさおさんに全然追っ付かないんですよ。
僕がもし今後赤紙で取られた時、みさおさんが居なきゃ
このお店の勘定は誰もやる人がいなくなりますよ!」

…と大体こんなことを言って、ばあちゃんが軍需工場に行かなくていいようにしてくれたそうです。
この話を聞いた時、私はまだ小さかったのですが、
子供心に「若旦那さんかっこいい!」と思いました。






459: おさかなくわえた名無しさん 2009/08/30(日) 01:53:26 ID:ZEKWJiSE
軍需工場で働けと言ってきた人も、辛かったろう。
それを「ふざけんな!」と追い返さなかった若旦那も立派だ。
みんな、なんちゅうか頭がいい。しっかりと頭がいい。
武勇伝ではないが。

引用元: ・胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(81)






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