15: 名無し@話し合い中[sage] 2006/09/24(日) 12:54:59
726 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2006/09/22(金) 18:18:51 ID:KxJ12qcH 
俺の母さんは、生まれつき両腕が不自由だった。 
なので料理は基本的に父が作っていた。 
 でも遠足などで弁当がいる時は、母さんががんばって 
作ってくれていた。 
でも、小学校6年の時の遠足で、 
見た目が悪い、母さんの弁当、を友達に見られるのが嫌で 
とうとう「弁当はコンビニで買っていくから、この弁当は 
いらない!!」 と言ってしまった。 
 母さんはそんな馬鹿な俺に、ただ、うまく作れなくて 
ごめんねとしか言わなかった・・・・。 
 時は過ぎ、小・中は給食だったのだが、高校になってからは 
給食はないのでいつも昼は購買のパンですませていた。 
 しかし、高校2年になったある日、母さんが弁当を 
作ると言い出した。 遠足の時に作ってくれたものとは 
味も見た目もよくなっていた。 
不自由な手で、一生懸命作ってくれたのだ。 
727 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2006/09/22(金) 18:19:46 ID:KxJ12qcH 
と、思ったのもつかの間。 





肺炎で入院したかと思うとぽっくり逝ってしまった。
弁当を作り始めてから3ヶ月しかたたぬうちに・・・。
母さんが死んだ後、親父から聞いたのだが、どうやら母さんは
俺のために、定食屋をやっている知り合いの所に一年間料理を
習いに行っていたらしい。
 そして後日、その定食屋に行ってみた。
 定食屋のおばちゃんと俺は直接のかかわりはない
けど、やさしそうな人だった。
そして母がよく弁当に入れていたメニュー、
ハンバーグ。それの定食を頼んだ。
 そして、それを口にしたとたん、ぼろぼろと
涙がこぼれてきた。
 たった3ヶ月しか食べられなかったけど、
たしかに母さんのハンバーグの味にそっくり
なのだ。 腕がまともに動かせないのに、がんばって
作ってくれた、あのハンバーグの味。
 形は少し不細工だったけど、とてもおいしかった
あのハンバーグの味。

18: 名無し@話し合い中[sage] 2006/09/26(火) 14:13:24
>>15

仕事中に見るんじゃなかった。


19: 名無し@話し合い中[sage] 2006/09/26(火) 17:08:08
お前もか……オレも読んじまった……

引用元: ・【コピペおk】夫婦・家族のジーンとする話を集めるスレ4【オリおk】






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