184: 名無しさん@おーぷん 2017/02/13(月)14:50:37 ID:sW5
とても社交的な自称コミュ障の人がいたこと
老若男女揃う趣味の習い事で、最年少に近い二十半ばの女性がいた
擦れてなくて垢抜けず、ちょっと不思議な雰囲気を醸し出してた明るい人だった
挨拶は元気にハキハキ、話しかけたらきちんと返す
コミュ障にありがちなうつむいてボソボソとか声が小さいとかやたら早口とかは無かった
よく笑うし自分の意見ははっきり言うけど相手の気に触ることを言うってこともない
特におじいちゃんやおばあちゃん世代から好かれてた




でもこの人、習い事が終わると飛んで帰るし、誰とも連絡先を交換しなかった
打ち上げとかも行かないし、その人が賞を取ったときもお祝いする間もなく消えて、後日先生がささやかな祝賀会でもと提案したが角が立たないように断ってた

1年たたないくらいでその人がやめることになった
あんなに楽しそうだったのにどうしてと周りは残念がり、同じ電車に乗って帰る年の近い俺に話を聞いてみてと言われた
普段彼女は一本早い電車に乗るので急いで追いかけた
彼女、競歩の選手かというくらい足が早い
遅れて駅についたとき、ホームに立つ彼女の顔は教室とはうってかわって無表情だった
教室では表情がコロコロかわるから無表情に違和感しかなくて話しかけられなかった
二回目に追いかけたときもやはり無表情だったので、思い切って話しかけたらいつもの笑顔に戻った
みんなが急にやめるとなって心配してると伝えると、彼女は顔を曇らせた
「私、コミュ障だからそういうのダメなんです
いつも利用してるコンビニの店員が会計の度に世間話振るようになったら、
それが平気な人もいますけど、私はだめなんです
毎日通っていても、他人だから他人のように接してほしい
興味のない相手に合わせてにこやかに対応するのがしんどい」
そして俺を始め、教室のメンバーの名前も覚えてないことを話した
あの明るいにこやかな態度は何もかも作り物で、本当は誰にも話しかけられずに黙々と教室に参加したいと思っていたそうだ
家族と夫がいて仕事もうまくいってるから、そこに他人は必要ないんだって
友達できない負け惜しみとかそんなんでなく、本当に友達要らない人なんだなという印象だった
住んでるところが近いので、お互い一番近いイオンやツタヤでたまに彼女を見かけるけど、いつも夫と一緒で楽しそうに笑ってる
挨拶だけはするけど嫌な顔せず元気に挨拶してくれるし、やっぱりどこから見てもコミュ障には見えない

186: 名無しさん@おーぷん 2017/02/13(月)14:58:43 ID:UWw
>>184
そういうタイプの人たまにいるね
でも不思議に感じるのも分かる
そして、そういうタイプの人でも結婚相手とはそれなりのコミュニケーションを築いていけたから結婚してのであろうし
何で配偶者にだけはそれができたのか、ちょっと謎ではある

191: 名無しさん@おーぷん 2017/02/13(月)16:54:44 ID:V0k
>>184
その人、所謂「コミュ障」というものでは無いと思う
相対的に人より感受性高いとか、生育時にトラウマ抱えるような何かあったとか?
で、他人と接するのに本人にはえらく労力が要るから疲れちゃうとか苦痛とか不快って理由のような。
時間やお金の遣い方が人に寄って違うのと似てるような感じで、限られた中で優先させられない(したくない・できない)事が知人程度との関わりってことかと。

引用元: ・今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 その17






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