396: 恋人は名無しさん 2008/12/01(月) 13:35:08
成仏させるために投下。 

俺25歳 フツメン 
彼女25歳 上戸彩似 
先輩27歳 中学校時代の先輩 イケメンで賢い 

先輩の紹介で彩と付き合って約2年。彩は先輩の会社の後輩だった(今は別の会社)。 
付き合って問題と言う問題もほとんどなく、本当に順調だった。 
結婚の話も出てきて、お互いの親にも紹介した。 
そして家探しや家具探し、新婚旅行の計画なども佳境に入って 
いよいよって時に事件は起こった。 





B男は勝手に式場に入り込み、式場の人に関係者以外は立ち入り禁止の場所だといわれた途端
「今日ここでA子と結婚式を挙げる予定のものだ」と名乗ったらしい。
当然ながらスタッフはA子と新郎の顔を知っているので「そんなはずはない」ととめようとして大乱闘になり
一旦取り押さえたものの、警察を呼んで良いのかどうか迷い、姉に相談にきたらしい。
姉がB男の前にいくと、B男の顔が想像以上に変わっていて驚いたとか。
そしてB男は「こいつら何とかしてくれ」「今日は僕と君の大事な日なのに」
「ちゃんと指輪ももってきたんだ!◎◎の店で買った結婚指輪!」と泣きながら訴えた。
姉は背筋が凍りついた。
◎◎の店というのは姉と新郎が結婚指輪を買った店だったからだ。
何故知っているのか?と問いかけると「ホラ。二人で買ったじゃないか」とポケットから指輪を取り出した。
そこには姉と新郎が二人で選んだはずのリングとまったく同じものがペアで入っていた。
驚いてプランナーが預かった指輪を確認したが、そちらはちゃんとあった。
姉は怖くなり、思わず部屋から逃げ出して、それを見たB男が暴れたことで、結局警察を呼ぶことになった。

479: 2/3 2008/12/03(水) 19:01:54
話は少し遡るけれど、B男と姉が知り合ったのは11年前。
当時姉とB男は25歳で、職場の関係で知り合い付き合い始めた。
ところが、付き合い始めてすぐ、教師をやっているB男の両親が二人の付き合いに反対を唱えた。
姉の母親が死んでいること、その後再婚して腹違いの妹(私)がいて家庭が複雑なこと。
母方の親戚に障害者がいること。
父の仕事が小さな町工場勤務であり、高卒であることなどをあげつらね、B男は
「君のこと嫌いじゃないけど、やっぱり親の反対ってきついでしょ」とあっさり姉を振った。
その後、一切連絡を取ることもなく、当然会うこともなかった。
姉はしばらく男性と付き合うこともなく、三十路を過ぎ、31歳で当時24歳のC男(新郎)と知り合う。
その後丸5年付き合い、6年目の春に結婚することになり、その当日B男と再会することになる。

B男は姉と別れた後別の女性とお見合い結婚をするが、3年ほど後に奥さんの浮気が原因で離婚。
しかもDNA鑑定の結果生まれた子供が自分の子ではないことが発覚。
ショックを受けて落ち込んでいた時期、偶然、街中で姉を見かけた。
そして姉が「自分に向かって励ますように微笑みかけてくれた」らしい。
(姉は当然否定。そんな場所にすら行ってないと言った)
B男は「やっぱり彼女が一番。彼女と結婚するべきだったんだ」という妄執にとりつかれ、姉のストーカーになる。
ところが当時姉は既にC男と付き合い始めていた。
B男は何を思ったか、C男と姉のデートや旅行すべてを監視し、写真に収めていた。
そして、その5年の間にB男は整形手術を三度受けている。
C男の写真をもっていき「この顔にしてください」と依頼したとか…

480: 3/3 2008/12/03(水) 19:03:00
<ここからは余談>

何が怖いかっていうと、B男が一切姉の前に顔を出さずに数年もの間、
二人の行動を記録するかのように写真を撮ったりしていたこと。
そして、何故か二人の個人情報その他がダダ漏れだったこと。
結婚指輪にしても二人がどのお店で買ったのかは後をつけていればわかるけど
何を選んでどんな言葉を彫ったのかは、店の人間か二人以外はわからない。
でもB男が持っていた指輪はまさに「二人が選んだ指輪」で「二人が選んだ言葉」が彫られていた。本当に「いない」のか、それとも姿を見せていないだけなのか、姉もまだ怖がっている。

後日談になるけれど。
何とか無事結婚式を終え、もうすぐ二人での新生活が始まるという時期
契約している家主から連絡が来た。
「家具屋さんが荷物をもってきてるんですが…」と。
家具だけじゃなく電気屋さんもきているらしい。
日時指定したのに間違えたのかと思いいってみたら、
送り主はB男名義だった。
店側に確認したところ、確かにB男がやってきて家具その他を買い、全額お金も支払われている。
新居の住所も間違っていないから何の疑いももたなかった…とのこと。
しかもB男は姉とC男が住む予定のマンションの間取り図を持参し
「ここにコレを置いて、こっちにコレを置いて・・」と事前に指示していたとか…
それを聞いて怖くなった二人はそのマンションに一度も入居することなく、解約し新しいマンションを探した。

B男の両親を交え話し合い、二度とこんなことはさせないと約束してもらい
その後一応何も問題はおきていない。
ただ、数年の間姉に姿を見せずにストーカーを続けた男だから、
「本当にいない」のか「姿を見せてないだけ」なのか…と考え、未だに時々怖くなるらしい。



481: 恋人は名無しさん 2008/12/03(水) 19:09:34
>>478
KOEEEEEEEEEEEE!!!
ホラー映画みたいだ…







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